2024年07月01日
料理や商品の保管など、店舗で使う容器をおしゃれにしたいなら、雰囲気に合っている物を選ぶことが大切です。使う容器は同じメーカーで揃えると、デザインや規格がバラつかず統一感が生まれおすすめです。なお、容器を選ぶときは使い勝手の良さも確認しましょう。
本記事では、おしゃれな容器を選ぶときのポイントと注意点、容器をおしゃれに活用するコツを紹介します。
保存用の容器といっても、素材・形状・サイズ・カラーなどさまざまな違いがあります。お店で使うなら使いやすいことはもちろん、以下のポイントを意識するとおしゃれな物を選びやすくなるでしょう。それぞれ解説します。
● 形状やデザインに注目する
● 同じメーカーで揃える
● 店舗や置き場所のイメージに合わせる
一口に「容器」といっても、形状やデザインはさまざまです。
例えば、丸形容器なら柔らかく温かみのある印象になる点、角型の容器ならスタイリッシュで収納しやすい点が特徴です。瓶タイプの容器なら、パスタやピクルスなど細長い素材を入れても映えます。
デザイン性を重視するなら、容器と蓋の色の違いだけでなく、素材そのものにも注目してみましょう。素材の持つ特徴は以下のとおりです。
素材 |
特徴 |
ガラス |
透明度が高く何を入れてもおしゃれに見えます。ニオイが付きにくい、オーブン対応の物もあるなど、実用性が高い点も魅力です。 |
プラスチック |
カラー・デザイン・形状などバリエーションが豊富で好みの物を見つけやすいです。 |
ホーロー |
清潔感と温かみのある外観が持ち味ですが、中身は見えません。直火対応の物もあります。 |
ステンレス |
スタイリッシュでクールな印象です。金属ですがサビにくく、熱伝導率が低いので冷蔵・冷凍保存にも適しています。 |
保存用容器は各種メーカーから販売されているものの、おしゃれに見えることを重視するなら、同じメーカーで統一するのがおすすめです。メーカーを統一すれば、カラーやデザイン、雰囲気を合わせられ、個数が多くても統一感が生まれます。
また、規格が揃うことできれいに収納できる物や、サイズ違いの容器を入れ子のように仕舞える物もあります。気になる容器があるときは、そのメーカーでどのような商品を扱っているかを事前に確認してみましょう。
容器をおしゃれに見せたいなら、店舗や置き場所の雰囲気に合わせることも大切です。せっかく容器のメーカーを揃え全体の雰囲気を統一しても、そもそも店舗のコンセプトとかけ離れていると、ちぐはぐな印象になってしまいます。
クッキーやキャンディーなどかわいい商品を扱っているなら透明なガラス瓶、小料理屋なら和風で清潔感のあるホーロー容器やガラス容器など、店舗の雰囲気に合っているかも確認しましょう。
容器の本来の用途は「物を入れること」です。せっかくおしゃれな容器を選んでも、本来の用途を達成できないなら無駄になってしまうかもしれません。おしゃれな容器を選ぶときの注意点を解説します。
● 使い勝手も考慮する
● 密閉性が低いと意味がない
● 調味料・コーヒー豆など、入れる物に合わせる
容器を使用する主な目的は「物の保存」のため、デザインだけでなく、使い勝手の良さも重要です。以下の点を調べて、店舗で使いやすいか確認しましょう。
● 保存したい物が難なくしまえるか
● 保存している物を難なく取り出せるか
● 洗いやすく清潔を保てるか
● 衝撃や摩擦に強いか
● 重さはどの程度か
● 耐熱・耐冷温度はどの程度か
● 電子レンジに対応しているか
特に、食べ物の保管目的で使うときは耐熱・耐冷温度、電子レンジ対応の可否な
食品や液体、空気や湿度の影響を受けやすい物を保存する容器は、気密性の高さも重要です。密閉性が低いと中身が漏れだしたり、劣化したりする原因になります。
容器には蓋を被せるだけの物だけでなく、パッキン付の蓋がある物、金属のスクリュー蓋タイプなど、さまざまな種類があります。用途に合った蓋があるか確認しましょう。
入れる物に適した容器を選ぶことも大切です。特に、食品は適した容器に入れないと傷みの原因になりかねません。
例えば、調味料やコーヒー豆のように、湿気を避けたい物は密閉できる保存容器に入れましょう。直射日光が苦手な物には、UV加工を施した容器がおすすめです。
ニオイや色が強い物は、プラスチック容器に入れるとニオイ移りや色移りの原因になります。また、梅干しやピクルスなど、酸性が強い食品を金属製の容器(蓋を含む)に入れて保存すると、容器が腐食することがあります。さらに、高濃度のアルコールも、プラスチック容器の種類によっては変形させてしまう恐れがあるため注意が必要です。
入れる物の性質と容器の特徴や耐性が合っているか、事前に確認しましょう。
店舗の雰囲気に合うおしゃれな容器を揃えたなら、インテリアとして活用するのもおすすめです。また、ロゴやイラストなどをプリントした容器を作れば、より店舗のオリジナリティを演出できます。店舗で容器をおしゃれに活用するコツを紹介します。
収納物を隠さずに、あえて見える場所に置くスタイルを「見せる収納」といいます。おしゃれで統一感のある容器は見せる収納とも相性がよく、きれいに並べることで、物を保管しながら店舗のインテリアとしても活用できます。
ここでは、インテリアのテイスト別の適した容器を紹介します。
【モダン】
シンプルで現代的なモダンスタイルには、直線的で無機質なインテリアが似合います。容器も丸みのある物よりは角型で、ガラスや金属で作られている物が合わせやすいでしょう。
【北欧】
フィンランドなど北欧由来のスタイルで、温かみのある色味や木目調のインテリアを使う点が特徴です。容器は丸みのあるタイプと相性がよく、ガラス容器の場合は蓋の色で温かみを出すとよいでしょう。ホーロー容器もよく合います。
【ブルックリンスタイル】
アメリカ、ニューヨークにある街・ブルックリン発祥のスタイルで、古い工場や倉庫を連想させる無骨さが魅力です。ヴィンテージ感が強く、英字ロゴが入っている容器と好相性です。
【アジアン】
バリ島やセブ島など、アジアのリゾート地を思わせるスタイルです。バンブーなどの自然素材を使った家具が多く、南国の風を感じさせる解放感が特徴です。容器もガラス素材とシルバーを組み合わせた物や、透明感の強いプラスチックなど、涼しげに見える物が適しています。
店舗で使用する容器は、専門の会社に頼めば印刷加工や着色加工も可能です。
印刷加工ではガラスやプラスチックなどの容器に、ロゴやイラストの印刷ができるため、店舗のオリジナリティにもつながります。また、着色加工では、さまざまな容器にグラデーション・陶器風・パール・UVカットなどの加工が可能です。見た目だけでなく利便性を高める上でも役立ちます。
容器をよりおしゃれに活用したいときは、これらの加工も試してみましょう。
おしゃれな容器を選びたいときは、店舗に合ったデザインか確認し、同じメーカーで揃えることがポイントです。ただし、おしゃれかどうかだけで選んでしまうと、使い勝手が悪い、保管したい物をしまえないなどの事態にもなりかねないため注意しましょう。
ビン・プラスチック・軟包材の販売を行う斎藤容器では、業務用のおしゃれな容器を数多く取り扱っております。また、印刷加工や着色加工など容器の加工受注も承っているため、容器にこだわりたい、オリジナリティを出したいとお考えのお客様は、お気軽にご相談ください。
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