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おいしい果実酒づくりへの道

果実酒瓶の選び方や使うときのコツをわかりやすく解説

2024年05月01日

 

梅酒やホームメイドのリキュールを作るなら、専用の果実酒瓶があると便利です。3つのポイントを意識して、果実酒作りに適した瓶を選びましょう。

また、せっかくの果実酒を無駄にしないため、果実酒瓶を正しく使うことも大切です。本記事では、果実酒瓶の選び方や正しい使い方、洗うときのコツを詳しく解説します。

 

 

どう選ぶ?果実酒瓶の選び方3つのポイント

 

果実酒作りに適した瓶のことを「果実酒瓶」と呼びます。果実酒瓶といっても、さまざまな容量や形状、素材のものがあり、どのような瓶を選ぶかで果実酒の作りやすさが変わってきます。果実酒瓶を選ぶときは、以下の3つのポイントを考慮しましょう。

 

   最適な容量の瓶にする

   蓋の形状を確認する

   紫外線をカットできるかチェックする

 

 

最適な容量の瓶にする

 

果実酒瓶を選ぶ一つ目のポイントは、瓶の容量です。果実酒を一度にたくさん作りたい方なら、瓶の容量が大きければ大きいほど良いと考えるかもしれません。

しかし、瓶の容量が大きすぎると、重くなって取り扱いにくくなります。作ったお酒を移動させるだけでも大変なため、重くなりすぎない容量の瓶を選ぶことが大切です。

 

果実酒作りに適した瓶の容量の目安は、最大でも45リットル。それ以上のサイズのものを選ぶと持ち運びづらくなります。

果実酒瓶に入れる果物の量は、瓶の容量の4分の1から3分の1が目安となるため、例えば4リットルの瓶を選ぶと、1kgまで果物を漬け込むことが可能です。

 

蓋の形状を確認する

 

2つ目のポイントは瓶の形状です。果実酒作りをするときに気を付けたいのが、ホコリや雑菌の侵入です。蓋がゆるく、隙間のある瓶を選んでしまうと、空気が侵入して雑菌やカビが繁殖する原因になります。

 

果実酒用の瓶を選ぶときは、密閉できる構造になっているかどうかを確認してください。また、おすすめしたいのが内蓋つきの果実酒瓶です。空気の侵入を二重の蓋で防御するため、カビに強いだけでなく、うっかり瓶を倒してしまったときに液漏れしにくくなります。

 

紫外線をカットできるかチェックする

 

3つ目のポイントは、紫外線をカットできる素材かどうかです。

作った果実酒は、直射日光の当たらない冷暗所に保管するのが原則です。しかし、冷暗所での保管が難しい場合もあるかもしれません。

そういった場合におすすめなのが、紫外線をカットできる素材が使われた果実酒瓶です。冷暗所でなくても、紫外線による影響を軽減し、果実酒を長期保存できます。

紫外線カットできない瓶の場合は上からカバーをかぶせたり、冷暗所で保管するなどするとよいでしょう。

 

 

果実酒瓶の正しい使い方

 

果実酒作りで失敗しないためには、用途に合った果実酒瓶を選ぶだけでなく、果実酒瓶を正しく使うことも大切です。果実酒瓶の使い方のポイントは4つあります。

 

   急激な温度変化を避ける

   蓋を持って運ばない

   定期的に内蓋を開けて空気を抜く

   基本的には同じものを入れる

 

 

急激な温度変化を避ける

 

果実酒瓶の取り扱いで注意したいのが、急激な温度変化です。瓶を殺菌するため、果実を漬け込む前に熱湯消毒や煮沸消毒を行う方もいるのではないでしょうか。

しかし、ガラスやプラスチック製の瓶は急激な温度変化に弱いため、熱湯消毒や煮沸消毒はNGです。瓶にいきなり熱湯をかけたり、ガラスが熱い状態で冷水を入れたりしないようにしましょう。

熱湯消毒や煮沸消毒を行いたい場合は、耐熱ガラスが使われた瓶がおすすめです。

 

蓋を持って運ばない

 

果実酒瓶を持ち運ぶときは、蓋の部分を持って運ばないようにしましょう。圧力で蓋が変形したり、蓋が外れて内容物がこぼれてしまったりする可能性があります。

安全に持ち運びたい場合は、吊り手がついた果実酒瓶がおすすめです。例えば、果実酒作りによく使われる「果実酒貯蔵びんA5号」なら、吊り手がついており、重量が軽いため持ち運びも簡単です。

 

定期的に内蓋を開けて空気を抜く

 

果実酒瓶の密閉性を高めるには、内蓋がついたものがおすすめです。しかし、密閉性が高すぎてもいけません。

果実を発酵させる過程で、瓶の内部にガスが充満します。瓶の密閉性が高すぎると、発生したガスを外部に逃がすことができず、内部圧力が上昇して瓶が破裂してしまう恐れがあります。

定期的に内蓋を開けて、中に溜まった空気を抜くようにしましょう。果実酒瓶によっては余分なガスを逃がすための通気孔がついたものもあります。

 

基本的には同じものを入れる

 

ホームメイドの果実酒は、いちごやさくらんぼ、梅、りんごやゆずなど、多様な果実を漬け込めるのが魅力の一つです。たくさんの種類の果実酒を作る場合は、果実ごとに決まった瓶を使用するようにしましょう。

匂いが強い果実を漬け込むと、瓶内部に匂いが移って取れなくなることがあります。その後別の果物を漬けると匂いが混ざってしまうため、瓶ごとに同じ果実を漬けるのが果実酒作りの基本です。

 

 

要注意!果実酒瓶を洗うときのコツ

 

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果実酒作りで大切なのが、瓶を使用する前に内部をしっかりと洗うことです。不衛生な瓶で果実酒作りをすると、果実が発酵する過程で雑菌やカビが繁殖してしまう恐れがあります。

ただし、瓶を熱湯で洗ったり、金属たわしなどでゴシゴシこすったりするのは原則としてNGです。ここでは、果実酒瓶を洗うときに知っておきたい3つのコツを紹介します。

 

   ぬるま湯で洗う

   金属たわしなどは使わない

   力を入れすぎない

 

 

ぬるま湯で洗う

 

雑菌やカビの繁殖を防ぐため、果実酒作りを始める前に瓶を水洗いするのが基本です。ただし、先述したようにガラスやプラスチック製の瓶は温度変化に弱いため、熱湯で洗うのはなるべく避けましょう。ぬるま湯と食器用洗剤で水洗いすると、キレイに瓶内部を洗浄できます。

 

金属たわしなどは使わない

 

瓶を洗浄するときは、金属たわしや研磨剤入りのスポンジを使わないようにしましょう。瓶の内部が傷つき、菌や汚れがガラスの傷の部分に入り込んでしまう恐れがあります。

クレンザーの使用も厳禁です。市販のクレンザーには、ケイ酸鉱物をはじめとした研磨剤が含まれています。クレンザーを使用しなくても、キッチン用の洗剤があれば、十分に瓶の内部を洗浄することは可能です。

 

力を入れすぎない

 

瓶の内部を水洗いするときは、ゴシゴシこすらないように気を付けましょう。力を入れすぎると、瓶の内部が傷つくだけでなく、手が滑って瓶を落としてしまう可能性があります。

瓶を洗うときはやわらかい素材のスポンジを使用し、力を入れすぎずにやさしくこすって汚れを落としましょう。瓶の衛生面が不安な場合は、事前にアルコール消毒を行う方法もあります。食品用アルコールの他、果実酒作りに使用するホワイトリカーを使って瓶を殺菌することも可能です。

 

 

まとめ

 

果実酒瓶を選ぶときは、瓶の容量、形状、素材の3点にこだわりましょう。素材はソーダガラスなど、紫外線をカットできるものを選ぶと長期保存しやすくなります。

また、果実酒瓶を正しく使うことも大切です。ガラス製の瓶は急激な温度変化に弱いため、メーカーの指示に従い、熱湯消毒や煮沸消毒などは避けましょう。果実酒瓶を傷つけないため、やわらかいスポンジなどを使用し、やさしく洗うことも大切です。

 

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