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プラスチックのメリットとデメリット・容器の種類やデザインの重要性

2025年05月15日

 

容器の素材として多く使用されているのがプラスチックです。プラスチックを使った容器には多くのメリットやデメリットがあり、種類も豊富にあるため用途に応じたものを選ぶことが重要です。

今回の記事では、プラスチック容器の採用を検討している方のために、プラスチック容器のメリットとデメリットとともに、容器の種類を解説します。プラスチック容器のデザインの重要性についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

プラスチックのメリット・デメリット

 

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プラスチック容器にはメリットとデメリットがあります。プラスチック容器を採用するときに覚えておくべき、メリットとデメリットを順に解説します。

 

プラスチックのメリット

 

プラスチックのメリットは、以下のとおりです。

          軽量で丈夫
金属や陶磁器などに比べて比重が小さいのが特徴です。軽くて丈夫な容器を作ることができます。

 

          防水・耐腐食性が高い
サビや腐食に強いものが多いです。薬品の影響を受けづらく、水や酢を入れてもサビたり腐ったりすることがないため、さまざまな性質のものを入れる容器の素材として活用できます。

 

          種類の幅が広い
さまざまな種類があり、それぞれが柔らかい、硬い、腐食に強い、耐候性があるなど異なる性質を持ちます。容器で取り扱うものや加工方法に合わせたプラスチックを選ぶことで、幅広い用途で使用できます。

 

          デザインの自由度が高い
透明性があり、簡単に着色できます。特にアクリル樹脂などは透明性に優れており、染料や顔料で着色できます。加工のしやすさもあり、デザインの自由度が高く、見た目の美しい製品を作ることも可能です。

 

          絶縁性がある
電気絶縁性に優れています。絶縁体として優れた性能を発揮するため、電化製品などにも使用されています。

 

プラスチックのデメリット

プラスチックにはメリットが多いものの、以下のようなデメリットもあります。

          熱に弱い
プラスチックの中には、熱に弱く変形しやすい種類もあります。高温下での使用や温度の高いものの容器としては向いていないことがあります。

 

          傷が付きやすい
ほかの素材よりも表面が柔らかいため、傷が付きやすいです。容器の形状や厚みによっては、外部から力がかかると破損してしまうこともあります。

 

          ホコリや汚れが目立つ
金属や陶磁器に比べて、静電気が起きやすい性質があります。表面にホコリが付着しやすく、汚れが目立つのもデメリットです。

 

 

プラスチック容器の種類      

 

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プラスチック容器の素材となるプラスチックには、さまざまな種類があります。種類それぞれの特徴を以下にまとめました。

 

 

種類

特徴

メリット

デメリット

PP(ポリプロピレン)

・水に浮く

・ストローや自動車部品にも使われている

・耐熱性が高い

・軽い

・強度がある

・透明性が低い

・燃えやすい

・耐候性が低い

PE(ポリエチレン)

・水に浮く

・レジ袋、バケツ、ラップに使われている

・油に強い

・耐薬性が高い

・加工しやすい

・燃えやすい

・耐候性が低い

PS(ポリスチレン)

・透明で硬い

・水に沈む

・CDケース、食品トレー、発泡スチロールの箱に使われている

・断熱保存性に優れる

・ある程度の衝撃に耐えられる

・燃えやすい

・耐油性、耐薬品性がない

PET(ポリエチレンテレフタレート)

・透明

・水に沈む

・ペットボトルや卵の容器として使われている

・圧力に強い

・耐薬性が高い

・リサイクル性が高い

 

・耐候性が低い

・有機溶剤や無機酸に弱い

・ペットボトルとして加工すると耐熱性が低くなる

AS樹脂

・透明度がある

・スチレンとアクリロニトリルを一緒に重合して作られる

・多くの日用品に使われている

・耐熱性(80〜100℃)がある

・耐久性が高い

・耐薬性がある

・アルコールに触れると不透明になる

PVC(ポリ塩化ビニル)

・塩ビと呼ばれる

・消しゴム、ホース、水道管に使用される

・耐久性が高い

・耐薬性が高い

・難燃性が高い

・加工性しやすい

・衝撃に弱く、低温の場合は壊れやすい

PSP(発泡ポリスチレン)

・ポリスチレンを数倍から数十倍発泡させた素材

・食品トレーに使用される代表的な素材

・90%以上が空気、かつ気泡構造のため熱が伝わりにくい(手で持っても熱さを感じにくい)

・発泡によって厚みは増しているが、ほかの素材とよりも軽い

・耐熱温度が80℃と低め

・厚みがあるためかさばる

OPS(二軸延伸ポリスチレン)

・ポリスチレンを縦横二方向に延伸した素材

・延伸により配向性が与えられているため、強度が高い

・重ねてもつぶれにくい

・透明性が高く、光沢もある

・耐熱温度が80℃と低め

・断熱性と耐油性がない

A-PET(非結晶ポリエチレンテレフタラート)

・溶融状態のPET樹脂を急冷して作られた非結晶性の材質

・一般的にペットボトルに使用されている

・透明性が高く中身を見せたい容器に向いている

・耐油性がほかの素材よりも高い

・焼却しても有毒ガスが発生しない

・マテリアルリサイクル率が高く、使用後のPET容器を繊維に加工した衣料品などのリサイクル製品も出ている

・耐熱温度が60℃と低い

・衝撃に弱い

 

 

プラスチック容器のデザインの重要性   

 

 

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プラスチック容器のデザインは、商品の価値やコンセプトを顧客に伝えるだけでなく、ブランディングの面でも重要な役割を果たします。特に、商品の説明文を読まなくても、商品の用途や内容をひと目見ただけで理解できるパッケージデザインにすることで、顧客に手に取ってもらう可能性が高くなります。

 

また、容器をデザインする際は、顧客に受け入れられやすいデザインなど見た目だけの対応ではなく、用途に応じた安全性や機能性の高い素材を選定することも重要です。

 

 

まとめ

 

プラスチックを容器の素材に使うことで、多くのメリットがあります。容器の用途に応じたプラスチック素材を選定し、デザインを行うことで、より多くの顧客に手に取ってもらえる製品開発につながります。

 

プラスチック容器の製造やデザインも、斎藤容器は多くの実績があります。開発のニーズに応じて、プラスチック容器の製造やマーケティング、ブランディングまでワンストップで検討することで、より魅力的な商品開発につなげたい場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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